京都府立医科大学第三内科
京都府立医科大学第一病理
1989 年 78 巻 5 号 p. 674-675
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24才で発症し, 76才の男性で,肝癌にて死亡した若年性一側上肢筋萎縮症の2例目の剖検例を報告した.肉眼的には, C2・C3で右側前柱の萎縮を,またC4~C8で前後径の短縮をおのおの認めた.組織学的には,病変はC2-Th1の前角に限局し,特にC5~C7で右側優位に前角細胞数の減少を認めた. C2~Th1で種々の変性・萎縮,軽度のグリオージスを認めた.平山らの報告との比較では,本例では病理学的に広範囲の病巣を呈した.なお,病因は不明.
日本内科学会会誌
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